

こんにちは!
今日は「人との距離感」についてお話しします。
子どもたちの中には、お友だちに顔をぐっと近づけてしまったり、すぐに体を触ってしまったり、逆に離れすぎて声が届かないくらい遠くに行ってしまったりすることがあります。これは“人との距離感”がまだわからないからです。
人との距離感ってなに?
人には「ここまで近づかれると安心」「ここから先はちょっとイヤ」という範囲があります。これを「パーソナルスペース」といいます。
子どもにとっては少し難しい考え方なので、私たちは「フラフープ1つ分の距離」「両手を広げたくらいの間隔」など、目に見えるもので説明しています。
子どもによくある困りごと
- 顔を近づけすぎる
- すぐに肩や背中にさわってしまう
- お友だちと関わりたいのに、遠すぎて声が届かない
- グループに入りたいけど、どう近づけばいいかわからない
こうした姿は、子どもにとって自然なことでもあります。
大人が「近いよ!」「離れなさい!」と注意するだけではなかなか身につきません。
支援の場での工夫
児童発達支援の場では、遊びや体験を通して楽しく学べるように工夫しています。
- ゲーム:「電車ごっこ」で前の人との間隔を保つ/「だるまさんがころんだ」でストップした位置を確かめる
- 目印:床にテープで「ここに並ぼう」の線を作る/フラフープやマットで「自分の場所」を示す
- ロールプレイ:近い・ちょうどいい・遠いを支援員と一緒にやってみて体感する
おうちでできる工夫
- 親子で「ちょうどいい距離ゲーム」:「ストップ!」の声でピタッと止まる
- 写真やイラストを見ながら「近すぎ?」「ちょうどいい?」を確認する
- 公園や買い物で「このくらい離れて並ぼう」と声をかける
まとめ
人との距離感は、一度で覚えられるものではなく、遊びや日常生活の中で少しずつ学んでいくことが大切です。
「ダメ!」と注意するよりも、「安心できる距離を一緒に探していこう」という姿勢で寄りそっていくと、子どもも安心して人と関われるようになります。
これからも、子どもたちが安心してお友だちと関われるように支援していきたいと思います。
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